数 学 文 化 を 問 い 直 す
「競い合せ」世界一回復めざす日本流、その視野の狭さは子どもの学ぶ意欲を削ぎ、国際標準からますます遠のく
〜 数学教育の国際的な転換にあたって 〜
08.11.05)
本稿は、雑誌『福井の科学者』(日本科学者会議福井支部編106号)08.6 の拙稿増補(デジタル)版(増補継続中)
なお、『福井の科学者』は106号より全巻デジタル化され
日本科学者会議
よりアクセスできることになりました。
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文科省:平成20年度・全国的な学力調査資料
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「競い合せ」世界一回復をめざさせる「全国学力テスト」発想は世界標準からますます遠のく
(
'08.01.01
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本稿は、雑誌『数学教室』(国土社刊・数学教育協議会編)08.2月号特集 「全国学力テストをめぐって」の拙稿の草稿増補(デジタル)版。 雑誌には、紙数の関係で MindMap については数点の図示しかできず、その積極 性や評価できる点が見えない欠点があり本Webサイトで少し補った。しかし本来 Web へのアップにはなじまないオフラインで発想するためのソフトでまだ表示 が上手く出来ない部分もある。「作業中」の所以です。これをご承知の上ご覧 いただきたい。 また、閲覧者各自のPC上で実際に利用してみることをお勧めします。 MindMapを実際に使ってみたい方にGNUソフト(無料)
をご案内しておきます。進化し続けています。お勧めはβ版ですが最新Ver 0.9.0-15です。
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文科省:平成19年度・全国的な学力調査資料
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「現実問題からスタート」を重視するPISA数学(教育)の実践的対案
PISA数学(教育)の核心は、学んだ「知識とスキルを直面した現実問題の解決に使えるか」(数学 リテラシー)、学んだ知識やスキルでは「即座に解決できない、あるいは正解があるとは限らない学 んだ以外の現実問題を解決できるか」(問題解決能力)などを各国の教育は育んできたかと問いかけ たことにあるというのが私の捉え方。これは従来の「知識量」重視の学力観とは異なる基準から国の 「教育の基準の転換」を提起した画期的なこと。これ以外にも評価できることは多い。 しかし「問題解決能力」に関しては、巧みにプログラムした問題を「解決するプロセス」の分析を通 して測ろうとしているが、戦後頭初の「問題解決学習」の現代版と評価はできてもそこにあった困難 〜学び手が生活上直面した問題を解決させる中で解決能力を育む〜を本質的には解決できてはいず、 無理がある。本稿はそれへの対案だが、案でなくすでに講義や講演で10数回公開したもの。 なお、本稿の改訂版が正田良編著『算数・数学って怖くない』(成文堂'07.3刊行)の拙稿である。
「数学文化問い直し」のために
「数学文化」問直しの観点(私の『数学教育論』)
「数学教育論研究会」討論を終えて
PISA関連資料
シュライシャー対談PISA2003の意味すること
中島博「背景と意図・フインランド・日本の課題と処方箋」
問題解決能力公開問題例
数学リテラシー公開問題例
PISA2000公開問題例